2009.4.18 劇画誕生五○年を祝う会

4月18日(土)、新宿で「劇画誕生50年を祝う会」が開催された。
今年は、辰巳ヨシヒロ氏が自らの作品を「劇画」と名付けてから51年、そして辰巳氏を中心に、石川フミヤス氏、K・元美津氏、桜井昌一氏、佐藤まさあき氏、さいとう・たかを氏、山森ススム氏が集まって「劇画工房」を結成して50年になる。辰巳氏が提唱した「劇画」という呼称が「劇画工房」の活動により貸本マンガを活性化させ、現在のマンガの隆盛につながったことは今さら言うまでもないだろう。

「祝う会」は、池上遼一氏、つげ忠男氏、つげ義春氏、出久根達郎氏、内記稔夫氏、林静一氏、山森ススム氏、そして貸本マンガ史研究会の呼びかけによって開催された。 当日は出席者も80人と盛会であり、「劇画」への思いが次々と語られた。その詳しい内容は『貸本マンガ史研究』21号で報告したい。また、当日ご出席かなわなかった石川フミヤス氏、山森ススムさん、長谷邦夫さん、川崎のぼるさんからもメッセージをいただいた。

ここでは、当日の何枚かの写真を掲載したい。
また、この「祝う会」には奈良から、九鬼誠氏が出席された。

そう、知る人ぞ知る、劇画創成期に『街』でたった3年20作ほどの作品を残して姿を消された幻の作家である。九鬼作品の斬新さは、私たちの記憶にくっきりと残っている。九鬼氏の作品には「駒画」と書かれていることが多いが、これは故・松本正彦氏が自らの作品に名付けた名称である。
だが、「劇画」か「駒画」か、はどうでもいい。貸本マンガのなかに、新たな表現形式が誕生したのである。
その表現形式によって若い感性で(九鬼氏は当時高校生であった)マンガ作品を描いたのが九鬼氏であった。
翌19日には、辰巳ヨシヒロ氏の『劇画漂流』が朝日新聞社の「手塚賞大賞」授賞の発表があった。劇画誕生50年。これをよろこびたい。(H)

ご自身の作品を語られる九鬼誠さん
劇画への思いを語られる池上遼一さん
さいとう・たかをさんから贈られたお祝いの花
曙出版の元編集者熊谷千華代さん(左)と宮川義道さん
スピーチ中の林静一さん
ご自身の劇画体験を語られるいしかわじゅんさん
旭丘光志さん
右から勝川克志さん、みやわき心太郎さん、いしかわじゅんさん、池上遼一さん、下元克巳さん、畑中純さん
挨拶をされる辰巳ヨシヒロさん
辰巳ヨシヒロさん
辰巳ヨシヒロさんを囲んで貸本マンガ史研究会メンバー
左から五十嵐幸吉さん、林静一さん、長谷川裕さん、下元克巳さん
「祝う会」の乾杯の言葉をいただいた巴里夫さん
二次会終了後の記念撮影




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